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以前、ヨルダンの砂漠で迷子になった。奇跡的に通りかかったトルコ人バックパッカー二人組に助けられ、数キロ離れた遊牧民のベドウィンの家につれていってくれた。

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?54
470 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/20 18:15

二年前の実話です。

ヨルダンの砂漠で迷子になりました。
周りは一面砂と空。
砂に埋もれてるきれいな人骨が、
友達に見えて安心感すら感じた。

夜になると急激に寒くなり、
そいつと自然に添い寝をした。


それから3日間がたった。
昼間でも日ざしはきつかったけど、
まだ2月だったので、
気温はさほどでもなかったのが助かった。

その日、奇跡的に通りかかった
トルコ人バックパッカー二人組に助けられ、
数キロ離れた遊牧民のベドウィンの家につれていってくれた。

着いてすぐ子供達に歓迎され、
あれこれ話しかれられたが、
アラビア語はまったく理解できなかった。
その家の家長はアリという人だった。

アリはこの家で唯一英語が話せた。

僕が日本人だということを話すと、
アリは思い立ったように歌いはじめた。




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しあわせんあら、手を叩こ。しあわせんあら、手を…
僕が「何でその歌しってるの?!」と、びっくりして聞くと。

何年も前に、一緒に数カ月移動しながら
暮らしていた日本人がいたことを話してくれた。

その話が出た時点で、トルコ人の片方ハッサンが言った。

さっきまでお前の隣にいたやつだよ

助けられたばかりで
すっかり気が弛んでいたところなだけに衝撃だった。

ああ見えて、あそこは彼のお墓だったのだそうだ。
日本人は友達思いだな」と言ってアリは笑った。

信じられないという思いもあったけど、その笑顔を見て、
その日本人は満足のいく一生を送ったように思われ、
悪い気分にはならなかった。

数日後、体力を回復した僕は、
出会ったトルコ人の勧めでトルコへ渡り、
ロシアを経由して日本へ帰国した。

骨になっていた彼の名前は、
アリが『たわし』と言っていたので、
『たかし』とか『ただし』みたいな名前だと思います。

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